Yuta Okadaの随想録

本州最西端の地からエキュメノポリス、東京へ

No.2 読了 『ヨーロッパの不思議な街』

今回読んだ本は『ヨーロッパの不思議な町』

 

ヨーロッパの不思議な町 (ちくま文庫)

ヨーロッパの不思議な町 (ちくま文庫)

 

 

著者の巌谷國士さんは東大を卒業後、仏文学者・評論家・エッセイストとして活動しているんだとか…(なんせ20年前の本なので情報が古い)


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地理の勉強の合間に紀行文を読みたいということで、地元の趣のある古書店(ひかり書店)を訪れた時に出会った。

 

まず、何よりも感動したのは

「著者の訪れた時期がソ連の解体、そして東欧の民主化の前」

ということ

 

市場経済に移行し、都市開発の進んでしまった現在では味わい難い東欧の町の風情を感じることが出来た。まるで、もう存在しない幻の国、文明を見ているかのようだった。


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著者の職業柄か、後半の西欧の都市あたりから美術的考察が増えてきて少し読みにくかった。しかし、多彩な語をもって表現される町の描写には目を見張るものがある。

 

取り上げられた町の半分は、自分がまだ見たことのない、知らない町であったため、自分の想像力に任せて読むことになった()

 

この本を読むことで自分の「旅への情熱」が一層掻き立てられ、モチベーションとなったことは確か(受験勉強のモチベーションとは言っていない)

 

独りプラハの西に沈む太陽を眺めながら自分の胸を締めつけ、涙を流したい。

 

とおもうおかゆであった…

No.1 読了 『For Entrepreneurs Only(起業家の本質)』

久しぶりの投稿…

 

ここ2週間ほどかけて1冊の本を読み終わったので復習を兼ねて読書ログを…と

はてブの使いやすさに改めて感動しつつ)


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今回読んだ本は『For Entrepreneurs Only』という本

 

起業家の本質

起業家の本質

 

 

著者の「ウィルソン・ハーレル」は起業家であり、そして、アメリカの有力ビジネス誌『inc.』の元発行人である。

 

訳者さんが付けたタイトルの通り「起業家の本質」たるものの説明に多くのページが割かれている他、起業家がいかに国家の経済を支えているか」、そして今後の起業家を取り巻く環境の変化」を論じている。

 

①起業家の定義

常に急成長を志向し、現時点での身の丈に比べ、「誇大妄想」と呼べるほど大きいことを、真顔で考えられる人。自社を少しでも早く大きくしようとして、粉骨砕身の努力を厭わぬ人。(ADD患者が多かったり)

進んでリスク(そもそも成功を確信しているため、リスクを冒していると感じていない)を冒し、勤勉さ、創造性、野心、献身的、自信、人間本位、過度な要求をする。

②恐怖

恐怖を操る能力、恐怖とともに生きる能力は、起業家が成功するために唯一の最も重要な能力である。

→「起業家保険」として毎月の収益から1部預金にあてておく。

③起業家の四つの段階

第一の段階「天才起業家時代」

希望、楽天主義、幸福感、興奮に満ち溢れたアイデアのある夢見る

第二の段階「カリスマ時代」

自分自身を完全に信じ、会社のあらゆる面を支配する

第三の段階「存在感のない社長の時代」

従業員たちが起業家よりも同僚を信頼し始め、不信感、矛盾がうずまき不安定なムードが蔓延する段階、「手放す」とき

第四の段階「ビジョンを持った指導者の時代」

コミュニケーションや協力、強調がその特徴。大きな企業を創り、育て、成功するという起業家本来の夢が実現される

 

なんでも殆どの起業家は「農民」よりも「海賊」の気が強くて事業に継続性を持たせることに苦労し、失敗しやすいとか…

 

④起業家の意思決定プロセス

スタートアップの時期から大組織を運営するようになるまでに、意思決定のプロセスを変えなければならない。重役に少なくとも1人は社外の起業家、今ある段階を経験したことのある人物を任命するべきである。エゴは抑える。広告に関する重大な意思決定は、他人ではなく自分で行う。

⑤お金か自由か

絶対にお金のために自由を手放さないこと。金融業界におだてられて、馬鹿な意思決定をしないこと。外部株主で最も理想的なのは成功した起業家。

⑥備忘録

・早い段階で金融界との通訳を探す。

・弁護士や感情論が台頭する前に、紛争を解決する。(プロダクティブ・コンフリクト・マネジメント社)

・常に油断せず、警戒を怠らない。過度な信用を寄せるのは厳禁。「私を困らせるクソ野郎が今日はどこにいるだろうか」

・自社の製品、従業員、顧客こそが会社のすべてだということを決して忘れてはならない。

アウトソーシング

・TQM

・TQE

 

長くなった…誰得のブログなのか…??(俺得…)

TQM,TQEあたりはまだ現実味が持てないので思い出した頃に調べ直してみます。。

今は受験勉強と中小企業診断士を目指したお勉強を進めていかないと…

 

起業家の本質

起業家の本質

 

 

人文地理学の入門書

久しぶりの更新、夏休みの終わりがもう目の前に来ていて絶望しているところです。

 

今日は夏休みに読んだ本を1冊紹介したいと思います。

 

人間の営みがわかる地理学入門
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一年前くらいから目をつけていたのですが、¥1800+税と高校生の私には少し手の出しにくい価格で…今年の夏、熊本の祖父母に貰った諭吉さんのおかげでようやく手にすることが出来ました💪(^q^💪)うほっ♥

――

この本で扱われるテーマは主に5つ

農業・民族・都市・人口・環境問題

それぞれのテーマにおいて筆者の経験をもとにわかりやすい説明がされている

それに、この本で扱われているテーマは上記で示したように高校で習う地理の内容に対応しており、受験参考書で学んだ地理の理解をより深めることができた

 

また、所々には

「善意」の名の下に発展途上国へ寄付されている古着は、現地の人々に無償で渡ることが少なく、産業革命のきっかけとなる繊維・織物産業が発達する機会を奪っており、自分で持っていかない限り寄付するべきではない

 

などというハッとさせられる記述があったりもする(N社のクソさも知った)

 

そんなこんなで非常に面白い本なのだが、高校地理から少し枝葉を伸ばした程度の本で野口英世が2人も消えてしまうのは少し勿体ないと感じた()

 

読みたい人がいれば貸すので✋(近場の人間に限る)

006 芸術

遂に来ましたね

芸術

(°∀° )/(°ω° )/(°Д° )/

 

ウェルテルくん(おかゆ)は才芸に秀でた者なので✋


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スターリン閣下と蒋介石君だよ。

 

河合塾の青木先生に触発されてね、世界史の勉強をする時はお絵かきをしてるんだ(´-ω-)

 

芸術は心を豊かにするものだね、なあに自分が描く必要はない。見るのも楽しい、

ほら↓

 
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聖ソフィア聖堂
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 ブルーモスク

 

少し世界史になるけど聖ソフィア聖堂は元々

 ユスティニアヌス帝の命で建てられたビザンツ様式の最高傑作ですの。でも、横に生えてる棒はミナレットと言ってイスラームのモスクになった時に生えてきたんだ(?)

そう、あのオスマン帝国の時代に😻

 

ブルーモスクはもうこの世の建築物の傑作ではないかと思うくらい圧倒的迫力💥がありますね。

 

見るだけでも興奮が止まらないし幸せな気分に…

芸術は人を幸福にさせる素晴らしいものだ…と思いきや


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ゲルニカ

こちらはそうもいかない。ドイツ軍の空襲により破壊されたゲルニカ、、

悲惨さを心に直接訴えてくる

 

芸術の力は絶大ということ

 

実際に世界史選択者は知っているであろうビザンツ皇帝レオン三世による聖像禁止令、あれはつまり芸術の力を使ったローマ・カトリック教会による布教活動に歯止めをかけるために発令されたもので、芸術の力の絶大さを示しているとも取れる。

 

将来平和を訴える機会があれば、是非とも芸術の力を使いたいものだ。

許してくだせえ🙏

これまで5つのテーマについて考察(笑)してきたわけですが、いつも見直してみるとハチャメチャなことを書いてしまってるわけで😅

 

許してくだせえ🙏🙏🙏

 

沢山批判する場所があると思うので、そこを見つけては自分なりの考えをもって批判してみる(実際に投げかけなくてもイイデスヨ)のはどうでしょう??
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005 常識・普通

今回は常識や普通について

なかなか慣れないですね、こうやって洞察を深めるの。

まずこれまで積み上げてきた知識の体系化がなされてない上に考えるのが嫌いな人ですから…哲学者には向いてないね(👊  ˙-˙   )

 

常識、コモンセンスってやつですね?トマス=ペイン

「君たちは新たな世界を作ろうとしているのだ(キメ顔)」

 

つまらない冗談はさておき…

常識や普通って物凄く不安定なものですよね、「その時」の状況や場所に応じてその内容がアレコレと変わってしまう
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例えば…日本ではゲップよりオナラの方が嫌な顔をされるのに、アメリカではオナラよりゲップの方が嫌な顔をされる〜とか(10年くらい前に聞いた話、事実確認はしていない)

 

これって仕方ないのね、丁度某作家の「赤い繭」なんて作品にあったように(ここからは僕の解釈を交えている、異論は認める) 

 

「ある時」はクソみたいな論理がその後は常識として受け入れられてしまう。。

 

といった風に。

 

なので常識()なんて不安定なものに縛られる必要はなくて、自由に生きればいいのだと。 

 

ここで「003自由論」のとき述べたように「他人に迷惑をかけるような事をしてはいけない」というルールは守るべきだろう。

 

http://okayu52.hatenablog.com/entry/2017/07/28/233336