Yuta Okadaの随想録

本州最西端の地からエキュメノポリス、東京へ

労働と日々

お金を稼ぐこと。これは案外難しい。初めてバイトをした僕はこのことを実感した。

 

今回、僕が参加したのは日雇い労働で、とある大学の新しい学部の校舎へ様々な実験器具を運び入れるものだった。朝から夕方まで働いて9000円、ここらへんにしては比較的良いほうだ。

 

バイトの人たちは皆、派遣会社の登録スタッフとして参加している。パッと見て10代の人もいれば、中年の人もいた。同い年くらいの女性もいた。

中年の人たちは互いに顔見知りらしく、「昨日は〇〇さんのとこで仕事した」などと発言しており、派遣のプロらしかった(笑)

 

僕はといえば、集合場所から作業現場へ向かう途中に打ち解けた東京のとある大学の学生さんと大学や世界史についての話に花を咲かせていた。春休みに帰省し、暇だったのでバイトを入れたらしい。

仕事が始まると、僕と彼の二人はトラックから運び出されて来た荷物を受け取り、エレベーターまで運ぶ役割を担った。

 

忙しいっちゃ忙しい。1時間経つごとに、「1000円ゲット」と言いながら頑張った。

 

進んで大変な場所を選び、意欲的に働く人もいれば、楽な場所で固まって「天国ですね」と笑いあうクソブタたちもいた。それでも貰える金額は一緒。だから程よく働くことが一番賢いのかな。

 

再び言うが、お金を稼ぐことは難しい。実際に働いてみることでそれに気づくことができた。このことを常に頭の隅に置いておき、財布のひもをもう少しきつくすることにしよう。春からの大学生活、何事も工夫を凝らしてやっていきたい。